Pagesで同人小説本を出す

どうも、みやです。

小説同人誌を作るにあたりWordを使った作り方やテンプレートなどは見ますが、Pagesってあんまりないよな〜(少なくともわたしは見たことがない。検索の仕方が悪い?)ってことで、明日わたしが記憶喪失になっても同人誌が作れるように書き残しておきます。

「ここ!ちょっとわかりにくい!」とか「ここ!ちょっと詳しく聞きたい!」などがありましたらWaveboxでどうぞ。お返事は(はてぶにくださいって指定がなければ)X(旧Twitter)でお返しします。とはいえわたしのTLは流れるのが早いので、Waveboxの返信ページ?から見るのがいいと思います。

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本文を書く

わたしの場合はiPhoneMacBookのメモ帳にわーっと書いたり、直接Pagesに打ち込んだり、インターネット縦書きサービス使ったりしています。ここはそれの一つ。

proto-iroha.underxheaven.com


メモ帳やPagesを開いて「書くぞ!」と思っても「なんか気分がな〜乗らないな〜」ってときに駆け込んでます。背景画像やBGMを選べるのが嬉しいです。

よく「原稿するためにカフェ来ました☆〜(ゝ。∂)」ってあるじゃないですか。わたしはそれをやると「背後から店員さんや他のお客さんから画面が見られない」「足元〜腹周りが冷えてない」「客席に余裕がある、または空席待ちのお客さんが見えない」などの条件が多くて、大体どこかが引っかかって集中できずに帰ることになるんです……。
でも気持ちが変わればいいのでは?ってことで最近は打ち込む場所?ソフト?を変えてやってます。それで十分気持ちが変わるので、わたしには有効な手段ですね。多分メモ帳の横書きに気分が乗らないときに縦書きと触れ合うと気持ちが変わるんだと思います。
あとPagesに直で書くメリットは「わたしが書く、わたしが書いた文章」だけで気になるちいさ〜〜いポイント※が避けられるっていうのがありますね。別のところで打ち込んだものは、Pagesに流し込んでから発覚するので……。

※同じ文字、言葉、記号が並んでいる(意識してやっているならいいんですけど)。「た。」だけが次の行にいっている。Pagesはぶら下がり処理がないため「ゃゅょっ」などを行の一番上にしないように、その前の文字ごと次の行にいく→行の終わりが一文字欠けた状態になっている。など……。

ちなみにMaciPhoneは、メモ帳の中身とユーザー辞書を自動で同期してくれます。これめっちゃ助かってる!あっちで打ったのをここにアップしてそれをこっちにダウンロードしてそこで修正して……ってしなくてもいいですし、ユーザー辞書も2回登録する必要がありません。キャラクター名はストレスなく打ち込みたいですからね!

 

Pagesに流し込む

Pagesを新規作成で、既存のテンプレートの縦書きを選びます。

このままだとA4サイズなので、大きさを変えます。A5サイズで本を出すならA5、A6(文庫本)サイズで本を出すならA6を選びます。今回はとりあえず文庫サイズでやります。A5サイズの場合はそのままA5を選んでください。

 

ここに原稿を流し込むと、おおー!もう本ですよ!これは本!

 

というのはさすがに言い過ぎました。元がA4サイズ用のフォントサイズなので、読みにくいったらありゃしません。それはそう。だって用紙サイズが1/4になっていますからね、フォントもそれに合わせてあげないといけません。

その前に「見開きページ」設定にしておきましょう。気持ちが違います。


おお〜〜これはかなり結構本では!?という気持ちになります。気持ちがいいですね!


フォントの設定

初期設定だと見出しがこんな感じになっているので、この辺を好みで変えます。


わたしは本文を明朝体にするので見出しはゴシック体にしていますが※、マジで好みとしか言いようがないので…………とりあえず今、雰囲気で作ったものを置いておきます。話の雰囲気次第で変わります。

※って思ってたんですけど、最初の頃は見出しも明朝体でした。わはは。最近のものはゴシック体のはずです。

 

例えば、最近出した本の設定をそのまま使ったり、ちょっといじったものがこちら。

本文サンプルを太宰治の「人間失格」にしているので、可愛い見出しがおもしろポイントになっていますね。これはこれでありかと。

 

余白の設定

これも好みなので、お好きにしたらいいと思います。

手持ちの本の文字数・行数を数えて、それになるように余白をいじったらどうにかなります。逆を言えば、Pagesは文字数・行数から余白を自動計算してくれる機能はないってことです。しゃーなし。

一応参考までに、わたしの設定です。


これになるまで10冊ぐらい出しては微調整して……出しては微調整して……ってやってました。そんな博打を打ちたくない方はプリンターをご用意いただき、色々印刷してみるのがいいかもしれないですね。

わたしはプリンターを持ってないのと、「なんか、プリンターとかネットプリントとかってフチが勝手につけられるじゃん?それ込みの余白?どう?違う?何も分からん」みたいな感じで博打してました。負けた記憶がないので勝ち続けてます。

 

ちなみにページ数はフッターヘッターの入れたいところをクリックすると「ページ数を挿入」と出ますので、挿入してください!ってすれば、ページ数が入ります。もうこれは本。立派な本です。嬉しい!

 

PDFにする

これをこう!


で、WordでPDF化した場合はフォントの埋め込みがどうのこうのって言われてるんですけど、Pagesは必要なさそうです。今のところダウンロードしてきたフリーフォント使ったデータを印刷所に渡しても、問題なく印刷されています。
というのも、わたしのMacBookに某アドビのリーダーさんが入ってないんですね〜。わはは。最初はいた気がするんですけど「更新して!」ってしつこく言われてたのをしばらく無視してから「しゃーなし」と更新しようとしたら「なんか古いから無理ですね」と言われたので、そのままソフトごと削除しました……。
確認できる方は確認してください!わたしはPDFをiPhoneで見て終わりにしてます。iPhoneにはそのフォント入ってないので……さすがにフォントは同期されないよね?とりあえず、今のところ、印刷した本のフォントが変わってたり、文字化けしたりっていうのはないです。

で、このPDFデータを入稿すればおしまいおしまい!やったね!あとは本が届くのを待つだけ!
なんですけど、印刷所によるのか、アップロードすると弾かれることがあります。わたしは2社しか印刷所使ったことがないのですが、片方は弾きます。
なので「A6サイズで作って、A6サイズを注文しているのに『サイズが違う』ってどういうこと!?」となりましたら、PDFを一回開いてください。プレビューで立ち上がりましたら、ここを、こう!


これをすると、最初に弾いた印刷所もアップロード完了させてくれます。くれました。いつも入稿をへろへろの状態でやるので、このやり方をメモするのに本が6冊できました(それまで毎回へろへろのまま「そういえば……どうするんだっけ……」とうろ覚えでこの作業をしていた)。

あとはもう印刷所から「不備なし!印刷します!」連絡がくれば、本が無事に届くのを祈って待つだけです。できることは何もないので、本が来るまでのわくわくでまた何か書いたらいいと思います。そしたらそれでまた本が作れるので。やったね〜。

 

大事な話

これはわたしが2回ぐらいやらかして「アッハ!」と笑っていることなんですけど、Macって「別名保存」がないんですよ。なので「この前のあのデータを使って新しい本作ろう」と思ったら、先に「複製」を作成してください。

前回のデータを開いて、本文全消しして、新しい本文をコピペして………………「よっしゃ別名保存や!」と思ったら「名称変更」「上書き保存」で「あれ……?」と2冊分ぐらいデータ飛ばしてます(あるといえばあるけど最終データではない)。
その代わり、何分か置きぐらいに自動保存してくれます。ありがたい!デフォルト設定そのままなので定期的に保存されていまして、それを見ようと思ったんですけどなんかうまく見つけられませんでした。どっかで見たんですけどねぇ。
何はともあれ、この機能のおかげで「あーーーーーーーMacBookの充電切れたーーーーー!!!!!!保存してないーーーーー!!!!!」っていうのが何回かありましたが、一命を取り留めてます。ありがたい。マジで。マジのマジで。

 

あとPagesは自分だけのテンプレートが保存できます。そのことに気づくまで本が13冊出ました。いや〜よかった。気づいてよかった。これで次から設定が楽です。

 

てなわけで

どうでしょうか。

Pagesで本が作れそうですか?

とりあえずPages開いてみましょう!そしてなんか文字を打って、色々触って「え?」「あ?」「なるほど!」ってしているうちに色々覚えると思います。

でも別に覚えなくても大丈夫です。覚えなくても死にませんし、怒られませんし、また触ればいいんです!安心ですね〜。

そんな感じで、何かの参考になれば嬉しいです。もし「ここ詳しく!」「こういうときってどうしました?」などあればWaveboxにどうぞ!

wavebox.me

 

ではでは、あなたもわたしもハッピーPages同人誌ライフが送れますように!

みやでした〜。